Nihongami日本髪

今、和装が見直される時代になり、しかも本物志向が注目を浴びています。
そんな中で、和装でもリアル感を追及し、かつらではなく、地髪で結う高島田を提案できる事は
美容師として重要なスキルの一つになりつつあります。

長永会では特に新日本髪技法に力を入れており、故 信竜淳二（のぶりゅう・じゅんじ）先生から受け継いだ技術を消滅する事なく後進に伝えていかねばならない。と考えており、日々努力しております。今回、本　長永 会長が長年研究してきた高島田という、現在では婚礼のかつらでしか見る事が無くなった髪型を３回コースでお教えするという企画です。美容師として活動の幅を広げたい方、ヘアーメイクとしてブライダルの現場で高単価メニューを提供できるようになりたい方には価値あるレッスンだと思います。

従来の日本髪と新日本髪の違いは、まず鬢付け油と元結、毛たぼで基本作り上げて行く日本髪に対して、新日本髪は、鬢付け油を使用せず、従来のアップスタイル技法でスタイルを作って行きます。もちろん、従来の日本髪で高島田を結えば江戸時代さながらのリアル感溢れるスタイルになりますが、欠点は鬢付け油を使用している為、スタイルチェンジはできないという事、油を落とす後処理が面倒等、現代のブライダルの現場においては、拘った花嫁さん以外は、難点も出てきます。

写真は全て新日本髪技法で結った高島田です。一般の方は勿論、美容師の方でもどちらで結ったか？見分ける事ができないと思います。これは師匠である信竜淳二先生直伝の新日本髪の基本がずば抜けて完成度が高い事に起因するのですが・・・長永会の新日本髪技法の高島田は、かつら以上に完成度の高い仕上がりになるのが特徴です！！

本来、この講習は長永会で受講経験のある方のみを対象にした講習会でしたが、当会にお見えになった事のない方でも門徒を広げる事に致しました。ただ、まったくアップをなさった事のない方及び経験の浅い方は、今回の企画参加は無理ですので、ある程度アップ技術の経験者の方に限定させて頂きます。アップをなさった事のない方や経験の浅い方は、一度、基礎科に来て頂いてからの受講をお勧め致します。

３回で完成する進度で進める予定です。今回は初回に基本形の新日本髪を勉強して、２・３回目で新日本髪高島田を勉強する予定です。長永会の新日本髪を基本から学んで頂く事が出来ます。長永会の講習経験のない方でも、その方の技量を見ながら進めたいと思います。希望者は１０月２８（月）に美容協会長永会の検定試験を行いますので受験可能です。

長永会の受講経験者の方は分かっておられると思いますが、受講経験のない方はアップ講習の持参品のページで確認して下さい。

持参品のページで「黄色のラインの物は販売します」とありますが、この企画では通常講習のように、高島田で特別必要な品以外は当日販売しませんので各自用意して下さい。長永会講習未経験の方でどうしても用意できない物がある方は講習までにご連絡下さい。

元結い・根飾り等必要教材とは（元結い・島田飾り・中差し・鹿の子・板鹿の子）です。当日お渡し致します。

 通常持参品＆注意事項